3/31/2007

一年

『一年目卒業おめでとうございます
この一年はどんな一年だったでしょうか?
何より健康で無事に終了されてよかったです』

年度最後の日に先輩からいただいたメール。

この一年はどんな年だっただろうか。
とにかくいろんなことを感じた一年だった。
普段出会わないような人たちと関係を深くし、
まさしく裏の世界というような体験をした。
いや実際は裏表などないのだが。

それなりに健康に生きることができる人は
私の仕事では関わりがない。

健康に生きていくために支援が必要な人を援助することが私の仕事。

精神疾患を持ち、病院につながらず、家族が困っているケース。
退院後、社会復帰に向かっていくケース。
アルコール中毒。薬物中毒。
自殺。
子供を育てられない母親。
虐待。
結核。
エイズ。

私は感情のフレ幅が大きくなってしまうことも多く
この一年辛いこともあった。

何が辛かったのか。
この現実が辛い。
この家族はこれからどうなるかを考えると辛い。
この社会が辛い。
このケースとこれから何年も付きあわなければならないのが辛い。
自分が癒されるところがなくて辛い。
理解されないことが辛い。
一人で責任を負わなければならないことが辛い。
知ってしまうことが辛い。

でもこの一年やってこれたのは
もがいている私を信じて見守ってくれた上司、
辛いところで声をかけてくれた先輩が
涙や感情を吐き出す場を与えてくれたからだ。

この一年で私も変わったと思う。
何より認められるものごと、受容できることが増えたように感じる。

もう少しこの業界で頑張ろう。
私は看護をしているから。

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